銀行ローンのこれからの変化
また、活性酸素のホコ先がタンパク質に向けられると、タンパク質は酸化して、栄養分として役に立たなくなります。
さらに、私たちのからだにはおよそ3000種類の酵素があるといわれていますが、この酵素もタンパク質ですから、活性酸素の攻撃を受けます。
酵素とは、からだの化学反応を進める触媒の働きをするもので、からだのあらゆる営みの鍵を握っている物質です。
たとえば、呼吸、代謝、食べ物の消化などに関わっていますので、酵素が被害を受けると、正常な生命活動が営めなくなってしまいます。
しかし、神の摂理というべきか、自然の妙と表現すべきか分かりませんが、人間には巧妙なシステムが備わっています。
その巧妙なシステムとは、活性酸素を消すSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)という酵素がつくられることです。
SODは1秒間に1億個のスピードで活性酸素を分解し、無毒化します。
呼吸や普通の生命活動で生じる活性酸素くらいであれば、このSODが処理してくれます。
しかし、その能力を超える活性酸素が発生したときが問題です。
いままで活性酸素の危険性を取りあげてきましたが、それは活性酸素が過剰に発生したときの問題なのです。
活性酸素が過剰に発生してSODが対処しきれなくなったとき、私たちの健康はおびやかされ、さまざまな病気が私たちを苦しめることになります。
そして残念なことに、私たちの生活環境は活性酸素を過剰に発生させる条件がいっぱいなのです。
約4年ほど前になりますが、アメリカのK博士が、「動物の寿命と消費する酸素量との間には相関関係がある」というショッキングな説を発表したことがあります。
たとえば、浦乳類でも、ネズミの寿命はせいぜい2年半、ウサギは5~7年です。
それに比べると、私たち人間の平均寿命は、17年ですし、ゾウなどは100年も生きるといわれています。
同じ哨乳類でありながらこれほど寿命が違いますが、「その原因は体重当りの消費酸素量にある」というのがK博士の説なのです。
体重当りの消費酸素量を見ると、ネズミは私たちの何倍もの酸素を消費しています。
大量に消費される酸素が体を酸化させ、老化を早めて寿命を短くしているというわけです。
そして、その原因が、酸素が消費されるときに発生する活性酸素なのです。
では、人間の場合はどうでしょうか。
厚生省の発表によると、1998年9月1日現在で100歳以上の日本人は1万158人になりました。
女性の最高齢は114歳のMさん、男性の最高齢は111歳のIさんで、約1万人の17パーセントを女性が占めていました。
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